「マラソン大会当日、生理になりそう。どうしよう!」
「生理を気にせずに快適に走るためにはどうしたらいいの?」
スポーツする時でも、男性に比べて気を使う部分が多いですよね。
特に、生理とマラソンレースがぶつかったとき…どうしてますか?
いくつかの対策とともに、わたしの取っている方法をお知らせしますね。
今回の記事では、
- マラソンレースと生理がぶつかりそうなときにとるべき対策3つ
- タンポンを使う
- あらかじめピルで回避
- イチ押しのIUS、ミレーナ
についてご紹介します。
マラソンレースと生理がぶつかりそうなときにとるべき対策3つ
女性の場合、一定周期で1ヶ月の間に5~7日ほど生理がやってきます。
7日間のうち、経血が少ない日であれば問題はありませんが、2日目とマラソンレースがぶつかってしまったら本当に最悪ですね…。
もしフルマラソン初心者であれば、多くの人は5時間以上かかります。
しその間にトイレが見つかったとしても、かなり混んでいる場合が多いです。
一度トイレに行くだけでも、たいてい15分から20分のロスになってしまいます。
「できればこの日は生理が来て欲しくない」
と天に祈らなくても済む時代に私たちは生きています。
昭和の時代に、海外の選手がオリンピックのマラソン中に突然生理になってしまい、白いウエアが赤く染まったなんて事件もありました。
今や、そういったアクシデントは事前に防げる方法があるのです。
タンポンを使う
根本的な対策にはなっていませんが、とりあえずナプキンから経血が漏れてしまわないようにタンポンを入れて走るのも一つの対策です。
運動中にズレるということもありませんから。
まずはタンポンを入れて走って、途中お手洗いで入れ替えながら走っていきましょう。
タンポンからナプキンに経血が流れていかければ、皮膚との接触部も快適に走れるでしょう。
あらかじめ低用量ピル使用で生理そのものを回避
ハーフマラソン程度なら、タンポン使用で一度もトイレに行かず走れると思います。
ただし、フルマラソンなど長時間走ることが予定されているレースは、2ヶ月ほど前からピルを飲むことで生理の日そのものをずらすことができます。
最近、産婦人科の先生とお話する機会がありました。
その際に驚いたのは、今や中学生や高校生でも受験の日を生理からずらすために2ヶ月ほど前からピルを処方してもらっているということです。
修学旅行や受験と同じように、マラソンレースもピルを飲んで調整するといいと思います。
最近では初診時の血液検査も必要がないとのこと。
初診料とピル1ヶ月分で3000~4000円で手に入れられるそうです。
コスパ最高。イチ押しのIUS、ミレーナ
私が1番おすすめするのが「ミレーナ」という、子宮内に挿入して設置するIUS(リング)です。
子宮内膜が分厚くならないよう微量なホルモンを出すので受精卵が着床できず、避妊にも使われます。
多くの人は経血量が劇的に少なくなるので、ミレーナを入れていると生理の日を忘れてしまうほど。
月経困難症や月経過多の治療法としても認められています。
ミレーナは、一度入れてしまえば5年は持ちます。
私もこのミレーナを入れて4年経つのですが、家に生理用ナプキンを用意しなくても問題なく過ごせるようになりました。
個人差はあるものの、おりものシートレベルでOK。
生理がない状態というのは本当にこんなに楽なのか!と思うくらいです。
ミレーナは、お安いところでは自費診療で3万円から装着することができます。
もともとは避妊用として開発されていますので装着中に妊娠はできません。
検討してみるのもアリだと思います。
基本的に、出産経験のある女性にお勧めです。
ミレーナは長い目で見るとピルよりもかなり割安になってきますし、毎日の薬の飲み忘れもありません。
毎年1回検診を受けるだけですから、本当に楽だと思います。
とはいえ、初期費用がピルよりも多めにかかってしまうのでその辺りはお財布と相談してみましょう。
詳しくはかかりつけのお医者さんに問い合わせをしてみてくださいね。
まとめ
今回は、多くの女性が悩むマラソンレースと生理の付き合い方についてご紹介しました。
私の場合、ランニングを始めてからほとんどの期間ミレーナを装着しています。
マラソンと生理のトラブルは、実は経験したことがありません。
ただ、一緒にフルマラソンを走ったお友達が、
「本当に今日は生理で走りにくいったらありゃしない。トイレに何度も行く羽目になるし…」
と言う話をしていたのが気になっていました。
1ヶ月のうち、7日間は悩まされる生理。
現代の医学はどんどん進歩しています。
あなたも、不必要な生理トラブルから解放されてみてはいかがでしょうか?
では、楽しいランニングライフを!