ランニング好きなら、東京オリンピックマラソン選手選考会のMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)についてご存知の方も多いのではないでしょうか。
MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)という東京オリンピックマラソン選手の選考会は9月15日の日曜日8時50分から行われます。
出場基準を満たした男子31人女子12人のトップ選手が一堂に会し、一発勝負で3人のうち2人が決定するという大変緊張するレースです。
目次
東京オリンピックマラソン代表決定の仕組みは?なぜ一発勝負で決まるの?
従来のオリンピックマラソン選手の選考は、複数ある選考レースの結果を比較し、代表を選ぶ方式を行ってきました。
話し合いの中で選ぶ側の主観が入ることから、過去に何度も騒動を引き起こしています。
印象的だったのは、大阪国際女子マラソンで2位の松野明美と、前年の世界選手権で4位の有森裕子が争った図式で「私を選んでください」と言い放った松野明美は選ばれず、有森裕子が本番では銀メダルを獲得しました。
過去にある程度の成績を残しているが、今は大して速くない選手や、実力が本当に伴っているのか疑問視されるような選手が選ばれてきました。
そのことが、現在のマラソン界低迷の原因を作っているのではないか?
という声も聞かれているため、今回のような代表選手選考のための大会が開かれたようです。
MCG(マラソングランドチャンピオンシップ)の時間とコースは?
【速報予定】2020年東京五輪マラソン日本代表が決まる「MGC」の朝です。スポーツナビでは、男女それぞれのレースを速報します。(写真:松尾/アフロスポーツ)
男子 8:50~https://t.co/c04mpLGOIU
女子 9:10~https://t.co/m6udXDprtR#陸上 #MGC #この日日本代表が決まる pic.twitter.com/ggkzZsl7Bg
— スポーツナビ・陸上編集部 (@sn_gorin) September 14, 2019
NCCのコースは東京オリンピックとほぼ同じです。
代々木の新国立競技場が完成していないため、明治神宮外苑のいちょう並木が発着となります。
その時間はいちょう並木の入場規制がされています。
明治神宮外苑いちょう並木―四ツ谷―飯田橋―神田―日本橋―浅草雷門―両国―銀座―芝公園―日本橋―二重橋前―神保町―飯田橋―四ツ谷―明治神宮外苑いちょう並木
というコースです。
男子は午前8時50分、女子は9時10分スタートです。
男子はTBS系列での放映があり、女子はNHKでの生中継があります。
残る一枠は日本陸連が指定したファイナルチャレンジ対象大会で設定記録に到達した記録最上位の選手が選ばれることになります。
その際、記録を達成した、該当者がいない場合は、MGC3位の選手が五輪の切符を得ることになります。
東京オリンピックの代表選手として期待されている男子・女子は?
【動画】東京五輪の切符を争う「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」 金哲彦さん 注目選手とレースのポイントを解説https://t.co/3PgT7uywAx pic.twitter.com/rmLx4xwoHD
— 毎日新聞 (@mainichi) September 14, 2019
男子の選手については、大迫、設楽、井上、服部という四強(ビッグ4)を中心に争われそうです。
2時間5分50秒の日本記録を持つ大迫が、スピードとスタミナを兼ねます。
ただ東京マラソンでは途中棄権してしまった選手だけに、どうなるか気になるところです。
設楽は今年7月のゴールドコースト大会で2時間7分50秒と好調です。
暑さに強いのは、アジア大会で金メダリストの井上です。
服部は終盤に記録を伸ばすことができるかがポイントとなっています。
女子は誰が代表になってもおかしくないような、混戦状態となっています。
5000メートルや1万メートルで代表を経験を持つ鈴木亜由子も期待度は高いです。
腹筋がトレードマークの松田は昨年のベルリン大会で2時間22分23秒の記憶を持っています。
日本歴代4位となる、安藤も復活の気配が見えているそうです。
まとめ
東京オリンピックのマラソン選手が決まると、いよいよだなと感じます。
日本橋がマラソン観戦で人が集まってきました。#マラソングランドチャンピオンシップ pic.twitter.com/sPiJ59IvKo
— 提督 (@g_gannma) September 14, 2019
私は当日現地で見ることはできないのですが、東京オリンピック当日は朝早く電車に乗ってコース横で応援したいと思っています!
時速20kmの選手…おそらく、一瞬で駆け抜けていくんでしょうね~~!!
TVでは、アイスベストを着ていますというアナウンスも聞かれました。
暑さをやわらげるため、アイスベストや扇風機を身にまとって走るような日も出てくるかもしれませんね。
ではまた☆