「最近、疲れを感じやすくなった」
「動悸、息切れがする」
このような症状が出て、気になるようでしたら…もしかしたら貧血かもしれません。
知っていましたか?
ランナーは、実は貧血になりやすい運動習慣を続けているのです。
今回の記事では、
- 貧血の症状
- ランナーが貧血になりやすい理由
- 貧血の診断方法と対策
以上、主に3点についてお知らせしていきます。
貧血の症状
貧血の症状は、先ほどご紹介したように、
- 疲れやすい
- めまいや立ちくらみがする
- 朝起きられない
- 顔色が悪いとよく言われる
などです。心当たりはありませんか?
男性よりも、女性のほうが月経で血液を失いやすいため、貧血になりやすいと言われています。
ランナーが貧血になりやすい理由とは?
ランニングの際、足が地面に着地しますよね。
足の裏には毛細血管が多く通っており、なんと着地した時の衝撃で血管の中の赤血球が潰れて壊れてしまうのです。
これを溶血性貧血といいます。
この赤血球のヘモグロビンが不足した状態が、貧血です。
貧血になると、赤血球が運べる酸素の数が減ってしまうのでランニング中の筋肉に酸素をたくさん送れなくなってしまいます。
ランニングすることで、結果的にランニング能力が低下するという…恐ろしいですね…。
貧血の診断方法と対策は?
貧血の診断方法としては、まず一つに血液検査が挙げられます。
血液中の1デシリットル中の鉄分の正常値は、男性が14gから18g、女性が12gから16g 程度です。
もう一つは、あっかんべーをしてみてください。
下まぶたの裏側かなり白いようですと貧血を疑われます。
これは下まぶたの裏の毛細血管がたくさん走ってるところに、赤血球がほとんどない状態となっているかどうかが分かるからです。
貧血を防ぐためには、まず食事の見直しをしてみてください。
貧血を防ぐための栄養素は鉄とタンパク質です。
鉄が豊富な動物性食品にはまず、レバーがあります。
その他、牛肉の赤身やマグロ、カツオなども鉄を吸収しやすい食品の一つです。
シジミやアサリなどの貝類にも鉄分が多いです。
植物性食品ではほうれん草やひじき、大豆など食品にも鉄を豊富に含んでいます。
注意すべきは、コーヒーや紅茶、緑茶などに含まれるタンニンという物質は鉄と結合して鉄分を吸収させる時の妨げになってしまうこと。
特に貧血が気になる人は食前や食後にこういった飲み物は避け、麦茶やほうじ茶などタンニン含有量が少なめのお茶を摂取しないようにしましょう。
もしあまりにも貧血がひどいようなら、病院にかかって鉄剤を摂取するのも良いと思います。
知人で、ひどい貧血が分かって鉄剤をとったところ、体が生まれ変わったように力ががみなぎり、活動的になった人もいるくらいです。
鉄分を含むサプリを定期的に摂るのもアリですね。
ヘム鉄のサプリメントのレビューには、
「ランニングで走った後めまいや息切れがあり摂取したところ、そのような症状が消えた!」
というものもありましたよ!
まとめ
決して甘くみてはならない貧血。
まさか、走るだけで足の裏から赤血球が壊れてしまっているなんて…!!
ランニングを続けている過程で、あまりにも疲れやすくなってしまった場合は、溶血性貧血を疑ってみてくださいね。
鉄分の多い食べ物や、サプリを意識して摂るようにしてみてください。
では、楽しいランニングライフを!