「汗をたくさんかいたらやせる気がする」
「サウナスーツで走った方がやせるかな?」
たまに、サウナスーツで走っている女子ランナーを見かけますね。
実際に汗をかいた方がやせるのでしょうか?
汗をかくだけなら、暑い時期に走るのが良さそうなものですが…。
今回は、運動と汗問題について考えたいと思います。
なぜ人は汗をかくのか?
なぜ、人は汗をかくのでしょう?
自主的に汗を出そうとする場面を考えると、カゼをひいて熱を出したときに汗をかくようによく言われますね。
発汗は、体内にこもった熱を下げ、適正な体温を保つために起こります。
体内で脂肪が燃えたから汗が吹き出るわけではありません。
汗が出て体重が減っても、ただ水分が失われただけで「やせた」とはいえません。
やせるとは、体から水が出ていくことではなく、脂肪が燃焼すること
やせるとは、体内の脂肪が燃焼すること。
もし、わざと汗をかいて走ろうとするならば、体は普段の走り以上の負荷がかかってしまいます。
逆に、脂肪を燃焼・消費する効率は残念ながら下がってしまいます。
汗をかこうと必死になり、サウナスーツを着込んだり、ホットヨガの後に走ってみたりと色々と試す人がいます。
しかし、無駄に体に負荷をかけてしまう苦行になってしまっていないでしょうか。
汗をかいてもやせない。むしろ脱水に注意!
ランニング中は、思ったよりも汗をかいているものです。
よく、走ったあとに急に汗が出ているように感じますね。
実は、走っている時も止まった時と同じように汗が出ているのです。
しかし走ってるときには風を感じているため、すぐに汗が流れて乾くので意識されてないだけです。
走ってるとき、汗を感じていなくても水分や塩分は体から多量に失われています。
まめにスポーツドリンクなどで水分を摂り、脱水症状にならないように気をつけましょう。
関連記事あなたの水分足りてる?脱水、熱中症を防ぐ!ランナーの水分補給3つのコツ
夏の暑い時期には熱中症も心配です。
脱水症状がひどくなると疲労感やめまい、頭痛や吐き気を引き起こしてしまいます。
せっかく楽しく続けたいと思って始めたランニングを挫折してしまうきっかけにもなりかねません。
特に運動を始める前には、コップ1杯から2杯の水分を補給してから動き出すようにしてくださいね。
まとめ
体内の水分量は少し失われただけでも、体に大きな影響を与えます。
体重の2%以上の水分が失われてしまうと体力が低下してしまうのです。
汗を多く出したい場合には、多くの水分補給が必要になりますので、サウナスーツなどの工夫は必要ありません。
ムリのないランニングで、上手に体調管理をするようにしてください。
では、楽しいランニングライフを!