「Apple Watchとガーミン、どっちがランニングに使いやすいの?」
「Apple WatchのGPSの精度は、マラソン大会に使えるレベルなの?」
iPhoneを使っている人ならば、Apple Watchとガーミン、どちらをランニング計測用ウォッチに選ぶか悩む人も多いと思います。
ガーミンはランニングに特化した計測器なので使いやすく、一定の評価も得ています。
Apple Watchは他のことにも色々と利用価値があるものの、GPSの精度など不安なこともあると思います。
今回は、私が持っているApple Watch series2と、ガーミンの低価格モデルを比較してみました。
私が持っているのはこちら。
ガーミンについては、すでに同じモデルは廃盤になっていたので同機能のモデルです。
同じ価格帯のモデルで比較できたら良かったのですが、予算不足のため手持ちのモデルで失礼します。
Apple Watchはランニングに使えるのか気になっている方には、参考になると思います。
湘南藤沢マラソン10マイルでAppleWatchとガーミンを比較!GPSの精度は?
今年1月に開催された湘南藤沢市民マラソン10マイル(16キロ)の大会にて、Apple Watchとガーミンの二台を腕につけて出走してみました。
過去の湘南藤沢市民マラソンについてはこちらをどうぞ。
>>初心者ランナーにおすすめ!旅ランできちゃう10マイル、湘南藤沢市民マラソン体験記
日の出の頃、江ノ島に向かいます。
スタートは江ノ島から。
7時過ぎからマリーナの更衣室で準備し、8時半に出走します。
いつもの通り、つるの剛士さんと海の女王がスタート地点でエールを送ってくれます。
今話題の、海の王子にも出てもらいたかったです…!
スタート時には、正しい距離の計測のためには画面のスタートボタンとApple Watchのスタートボタン、どちらも素早く押す必要があります。
ガーミンは、「ページ/メニュー」ボタンを押し、GPSを準備してスタートボタンを押したところ、すぐに計測が開始されました。
続けてApple Watchのアプリ「ワークアウト」をタップしてランニングをさらにタップしようとしたところ…全く動きません。
スタート地点から走り始めて2、30メートルを過ぎるまでワークアウトがスタートできず!
大変焦ってしまいました。
寒さの為だったのかもしれませんが…
その後は、どちらもスムーズに計測できました。
AppleWatchの使い方動画はこちら。普段はスムーズにタップできるんですけどねぇ…。
走っているときの画面です。
AppleWatchは上から、
- 計測時間
- 現在の速度
- 心拍
- 走行距離
が表示されています。
ガーミンは、
- 走行距離
- 計測時間
- 現在の速度
が確認できます。
どちらも1キロごとに画面表示が変わり、速度が表示されます。
給水などで、速度の表示が少しゆっくりになったりした後にすぐに復帰するのはガーミンのようです。
Apple Watchでは、
「あれ、なんで1キロ8分のままになっているんだろう?」
と思うことがたまにありました。
後で何回か確認してみたところ、1キロごとの速度は出ないんですね。
しかし、ガーミンと同様に
- 走行距離
- 全体を通しての速度
- 走り始めてからの時間
ついては、問題なく表示されました。
スタート地点の誤差は少しあったものの、全体を通しての速度や距離などは全く問題なかったです。
折り返し地点。まだまだ…!
人が多くも少なくもなく、距離もそこそこで走りやすい、大好きな大会の一つです。
ゴールの早い人は、間に合う治療室。
朝7時からも空いているそうなので、ランニング前にお願いに行くのもありですね。
私は走り終わったあと様子を見に行き、着替え終わって寄ってみたら受付終了していました。
残念!
走り終わった後のお楽しみとして、ランニング仲間とランチに行きました!
片瀬江ノ島駅から程近い、海が見えるハワイアンレストランです。
マラソン帰りの人で大変賑わっていました!
私はタンパク質補給に肉をチョイス。
インスタ映えしそうな、おしゃれなハワイアンのカップで乾杯。
帰りはおなじみ、浜野水産で海の幸を買って帰りました。
この時期はしらす禁漁なんですよね〜〜。
私は生ワカメと、しらす漬けを買って帰りました。
参加賞のTシャツと、ファイテンの腕輪です。
このTシャツのセンスも好き。
AppleWatchとガーミン、両方つけながら楽しく走れて満足です!
さて、ここで改めてAppleWatchとガーミンのメリット、デメリットをまとめてみます。
Apple Watchのメリット、デメリット
Apple Watchのメリットとしては、他の用途にもランニングにも充分利用できるところ。
当日の気温など、すぐに確認ができます。
AppleWatchと連携しているアプリをインストールしておけば、スケジュールやメール、LINEの確認、普段のアクティビティの記録、睡眠の質を計測してくれたりと大活躍してくれます。
気になるバッテリーは、18時間持つ仕様。
朝、100%で充電していけば、ランニング中に充電が切れる事は絶対にありません。
基本的には朝か夜どちらかの時間に充電しておけば丸一日持たせることができます。
ただ、今回は16キロと短めの距離だったため、フルマラソンで持たせることができるかは正直微妙なところ。
最近のAppleWatchは画面が大きくなっており、バッテリー駆動時間にも違いがあります。
LSDなどで利用した際にバッテリーの減りを確認してみてください。
また、心拍数が常に表示されます。
胸にハートレートモニターの計測バンドをつけなくても、常に心拍数が表示されるのはありがたい。
走っていて楽だなと思っているときには、心拍数が140前後で安定しています。
苦しい時は心拍数が200を超えており、このまま走り続けると無理が生じてしまう可能性があることがわかります。
もちろん、iPhoneのワークアウトアプリと連動しているのでiPhoneから気軽に詳細な記録を見ることができます。
当日の気温もワークアウトに記録されていくので、その時の服装などを写真に撮っておけば走った時の気温と服装を後から確認することも可能です。
走りと心拍数の関係をおさらいしたくなりますね。
デメリットとしては、気温や私の手の問題があったかとは思いますが…
スタートボタンがなかなか押せなかった!!
これには本当に焦りました。
物理ボタンほしい。。。
>>Apple Watchはランニングに使える?アラフォー女子が購入して走ってみた口コミレビュー!
ガーミンのメリット、デメリット
ランニングに特化しているだけに使いやすいということが挙げられます。
物理ボタンが付いており、スタート前にメニューを押して、スタート地点に立った時点でスタートボタンを押します。
走り終わった後に、ストップボタンを押すだけです。
私が持っている1万円台のモデルは、前日に充電してレース中8時間持つモデルです。
フルマラソンでも遅い人で5時間台のため、充電が切れる事はまずないでしょう。
安いモデルでは、心拍計がついていません。
本体自体に光学心拍計がついているものと、胸にハートレートモニターをつけるベルト式のものがあります。
ベルト式のハートレートモニターですと、女性の場合走っているときに邪魔になってしまうかもしれません。
ガーミンの場合、以前はスマホ向けアプリがないため、ガーミンとパソコンをつなげて記録していました。
現在では、ios、Androidアプリが利用可能です。
記録はiOSのランニングアプリで走った距離を記録していました。
ウェアラブルウォッチのようにアプリとつながって記録できるようになると、使い勝手も違ってくるのかなと思います。
ただし、3万円台のForeAthlete 235Jモデルから、以下のような便利な機能がついているようです。
- Bluetooth機能を活用したスマホ連携機能
- 光学式心拍計
- 接地時間バランス、歩幅、上下動比などのランニングダイナミクスを計測
- VO2 max推定値、乳酸閾値、予想レースタイム、リカバリーアドバイザーを表示
- 水中での心拍測定
- トレーニングモードは11時間、時計やライフログ機能だと9日間バッテリー稼働
ガーミンの上位モデルは、5万円台となかなかいいお値段がします。
上位モデルと同じだけのお金をかければ、Apple Watchが手に入ります。
ここは悩みどころですね。
まとめ
使ってみた感触としては、
- Apple WatchとガーミンのGPSの精度に大きな差はないと感じた
- 心拍や気温など、記録の残しやすさ等はApple Watchに軍配が上がる
- VO2 max推定値、設置時間バランスなどランニングに特化した記録を取りたいのであれば、ガーミンの上位モデルを購入すべき
- フルマラソンなど長距離を走る人は、バッテリーの持ちや1kmごとの速度が分かるガーミンのほうが良い
といったところでしょうか。
iPhoneをお持ちでない方や、10,000円前後でとりあえずGPSがついている計測器が欲しいと思っている方はガーミンをお勧めします。
>>初心者ランナーがランニングウォッチの購入時に最低限チェックするべき8つのポイント
では、楽しいランニングライフを!