「体の歪み、猫背が気になる」
「手軽に効果が出る運動はないの?」
とはいえ、なかなか自分の姿勢は自分で確認するのが難しいものですね。
誰かに指摘されて、あれ、自分も姿勢が悪いのかな?と思い当たる人も多いと思います。
姿勢が悪いと肩が凝ったり、体にどんどん不調が出てきてしまいます。
見た目にも、若々しい感じを与えませんよね…。
これらの悩みは、なんと1日5分の後ろ歩きで解決できます。
今回の記事では、
- 後ろ歩きの効果
- 後ろ歩きの方法
についてご紹介します。
後ろ歩きの効果
今回ご紹介する、1日5分の後ろ歩きを考案したのは、太極拳研究家の橋逸郎先生です。
後ろ歩きは、先生が研究されている太極拳の基本になる足の動きでゆっくりと後ろに向かって足を運びます。
この運動を続けていると以下のような効果が得られます。
- 体の歪みが取れ姿勢が美しくなる
- お尻が引き締まりヒップアップ
- 血液の流れが良くなって足のむくみや冷えが解消
- 自律神経のバランスが整って不眠、イライラなど原因不明の不調が解消
後ろ歩きをすることによって、普段使うことのない筋肉が刺激され、体の歪みが解消され姿勢が良くなります。
後ろ歩きの際、腰からお尻太ももの後ろのハムストリングスという筋肉が使われるのでヒップアップが期待できます。
体中に張り巡らされている血管を流れている血液を心臓に戻すためには、手足の動きも重要です。
手足の筋肉は収縮して静脈を押しポンプのように血液を送り出します。
こうした筋肉の動きをミルキングアクションと呼びます。
後ろ歩きで下半身の筋力を強化すると、足の血液循環が活発になり、冷えやむくみの改善に役立ちます。
自律神経は、体を緊張させる交感神経とリラックスさせる副交感神経があります。
激しい運動すると、この交感神経が優位になり体が緊張してしまいます。
後ろ歩きは大変ゆっくりとした運動のため副交感神経が優位になり、心臓に負担がかからなくなります。
日頃イライラして不眠になってしまっている人は、後ろ歩きをすると良いでしょう。
実際に、50代の女性後ろ歩きに取り組んでみたところ、始めて2ヶ月を過ぎた頃には体重が3kg減り、3ヶ月で5キロ減、洋服は2サイズダウンし体全体が引き締まったという報告がありました。
後ろ歩きの方法
後歩きは、長くても1日に5分を目安に行います。
初めは、1日に3分でも良く、1回につき2~3分は続けることをお勧めします。
後ろ歩きをする際には重心の移動に注意してください。
後ろへ足を出すときには重心は反対の足に残しておきます。
後ろの足への体重移動はかかとをつけながらゆっくりと行います。
歩幅は、初めは小さく重心のバランスを崩さないように歩きましょう。
ゆっくり体を動かすことも大切です。
後ろ歩きを行うために足を浮かしている状態も、運動に含まれています。
片方の足でバランスよく立ち、片方の足を後ろに運ぶことで体全体のバランス能力が鍛えられます。
片足一歩につき、5秒間はかけましょう。
また、食後30分は避けるようにして毎日続けてください。
後ろ歩き自体は簡単な動作ですが筋肉はしっかりと鍛えられ、普段全く運動しない人が心臓などに負担をかけずに行うことができます。
毎日後ろ歩きを続けると、2週間ほどで姿勢が美しくなるなどの効果が現れます。
体重が重い人ほど筋肉に負荷がかかるので、週5日で体の変化がわかるでしょう。
下腹部の筋肉も使うので便秘が解消される人もいます。
まとめ
子供の頃に楽しんでよくやっていた後ろ歩き。
やり方さえ正しければ、私たちの健康に効果を発揮してくれそうです。
実際に私も後ろ歩きを5秒ずつかけてやってみました。
意外と、ゆっくり動くのが難しい!
片足立ちの時間が意外と長く、なかなか負荷の高い運動だと感じました
家の中でも手軽にできる運動で、しかも1日5分と短い時間で効果が出るなんて…!
ぜひ隙間時間を見つけて、後ろ歩きにチャレンジしてみてください。
背筋が伸び、姿勢が変わってくるのを感じられると思いますよ。
では、楽しいランニングライフを!