「ウォーキングしたいけど、膝が痛んで厳しそう」
「O脚の場合、どうすれば快適に歩けるの?」
鏡を見て直立不動になるとよく分かる…O 脚に悩む女性は多いと思います。
O脚が進んでしまうと、変形性膝関節症になると言われています。
あなたも膝の痛みに悩んでいませんか?
その答えは、母趾球歩きにありました。
今回の記事では、
- 母趾球歩き(ウォーキング)とは?
- 母趾球歩きの方法
- こんな人に効く!母趾球歩き
- こんな歩き方に注意
についてご紹介します。
母趾球歩き(ウォーキング)とは?
拇指球歩きとは、整形外科医の田中瑞雄先生が考案した「O脚や変形性膝関節症に効く歩き方」のことです。
田中先生が糖尿病を患い、血糖値をコントロールするためにウォーキングをしている際、手術をした左足首の痛みに悩まされ、さらには膝の内側で痛くなってしまったことがあったそうです。
実際に、鎮痛剤や靴の中敷きを試してみましたが、期待したほどの効果がありませんでした。
そこで、X脚になるように足の外側をあまり着地しないように、足の内側を使って着地するようにしたところ、わずか1週間ほどで膝の痛みが消えたということでした。
O脚に効く!母趾球歩きの方法
では、どのように歩けば拇指球歩きになるのか、見てみましょう。
拇指球歩きとは、拇指球を意識しながら足の内側に体重を載せて歩く方法です。
場所は、足の裏の親指側の付け根の膨らんだ部分になります。
歩く際に踵をつけたら、足裏の外側の小指に力をかけるのではなく、親指の下の付け根の拇指球を使って地面を蹴って歩きます。
足の外側ばかりに体重を乗せてしまうと、O脚歩きになり、ヒザの故障をを起こしやすくなります。
これは私もスポーツ専門店で歩き方を見てもらった時に同じようなアドバイスをいただきました。
適度な歩き方は、
「かかとを足につけたら、親指と人差し指の間のあたりに体重が抜けるのが良い」
体重移動の方向はS字カーブが正しいとは言われたものの、適切な歩き方はほぼ同じだと感じました。
こんな人に効く!母趾球歩き
拇指球歩きが効く人は、O脚の人、変形性膝関節症の患者さんです。
変形性膝関節症の初期の頃には、膝の内側ではなく膝の前側や膝のお皿の周りに痛みが現れます。
しかも、初めは歩くときだけに痛みが現れてくるのですが、これが進行してくると歩いている時以外の動作時や、安静時も痛むようになってきます。
また、田中先生がこれまで変形性膝関節症の患者さんに拇指球歩きを勧めたところ、経過を報告してくれた患者さんの100%に著しい効果がありました。
母子球歩きでこの痛みがひどくなったという人は1人もいません。
初期の変形性膝関節症の患者さんは、速い回復をした方で70代の女性で朝診察して夕方にはもう痛みが取れていたということがありました。
こんな歩き方に注意
私たちは、普段歩くときはまず足の外側で体重を支え、その後に母子球で地面を蹴っています。
体重移動を形に表すと、大体かかとから土踏まず周辺のS 字カーブを描くのが普通です。
歩くときのコツは、ゆっくり歩くのではなく普段より少し早く歩くと拇指球を使って歩きやすくなります。
かかとから土踏まずを通って拇指球まで体重が到達するイメージです。
拇指球歩きを意識するあまりに小指を浮かせてしまう人がいるようです。
しかし、小指を浮かせてしまうと薬指にマメができやすくなるので辞めておきましょう。
まとめ
自分の足がO 脚気味になってるかどうか、鏡に全身を鏡に映して確認してみてください。
もしO 脚気味なのであれば、この拇指球歩きを試してみると良いと思います。
拇指球歩きのポイントは、
- 足の親指をまっすぐ進行方向に向ける
- 地面を蹴るときに拇指球を使う
- 普段より早く歩くことを意識すると母趾球歩きになりやすい
歩き方には注意をして、ウォーキングの際はO脚にならないように気をつけてみてください。
間違ったやり方で取り組んでしまうと、逆に健康を損ねることにもなりかねません。
なかなかにウォーキングは奥が深い!注意して取り組みましょう。
では、楽しいランニングライフを!