いだてんで金栗四三役の中村勘九郎を指導したのは誰?走り方は今と違うの?

「いだてんで金栗四三役の中村勘九郎を指導したのは誰?」

「明治時代と現代の走り方は今と違うの?」

いだてんの第1回の放映は、ご覧になりましたか?

羽田のマラソン予選会で頭を血だらけにしながら羽田のトラックに戻ってくる金栗四三の姿に心を打たれた人も多いのではないでしょうか。

中村勘九郎さん演じる金栗四三が画面に出てくると、手を後ろに振って前傾姿勢で走っているのがちょっと不思議に感じます。

現代の私達とは違った走りで、でもアスリートのような精悍な体つきを見ることができます。

中村勘九郎さんの走りを指導している人は一体誰なのでしょうか?

そして中村勘九郎さんは普段からランニングの習慣があるのでしょうか?

ランニングが趣味の私達としては、かなり気になりますよね!

今回の記事では、いだてんの、金栗を走りを再現するために指導した人は誰だったのか、中村勘九郎さんは元々ランニング好きだったのかということをお伝えしたいと思います。

いだてんで金栗四三役の中村勘九郎を指導したのは誰?

先日放映されたいだてんとランスマのコラボで発表されていた通り、いだてんで中村勘九郎さん演じる金栗四三役を指導したのはあのマラソン界の超有名指導者、金哲彦さんです。

金哲彦さんは1964年生まれ、福岡県出身です。

早稲田大学時代、箱根駅伝の五区で区間記録を樹立、分かりやすい指導で、市民ランナーからの信頼は絶大です。

駅伝やマラソンの解説者として活躍しており、毎週BSで放映されているランスマの指導者、出演者としても活躍しています。

また、金哲彦さんが書いたランニングメソッドの本は初心者にも走り方の基本がわかりやすいと、大好評です。

中村勘九郎は走るのが苦手だった?!指導で体格が変化、足が細くなった!

ランスマでも、ゲスト出演の中村勘九郎さんが金さんからどのような指導を受けていたかというお話がありました。

まず、中村勘九郎さんは走るのも歩くのも苦手ということでした!驚きです。

初めて金さんからランニングの指導を受けたのは2017年の夏です。

まず金さんがびっくりしたのが中村勘九郎さんの体つきでした。

とても、これからマラソンランナーを演じる体つきではありません。

歌舞伎俳優ということで、重い衣装を着て飛んだり踊ったりするのでかなりの筋肉が必要になります。

太ももが太い時で片足で60センチあったくらい。

「母親のスカートを片足で履けた」

とおっしゃっていました。

どちらかというとプロレスラーのような体格でがっしりしていました。

筋肉痛でプロレスラーの体つきですと、とても軽やかに走る様をドラマで表現することはできません。

そもそも走っている人の足は一般の人の足とは違います。

ふくらはぎがカモシカのように細く、うっすらと静脈が浮いているような状態をリアルに表現する必要があります。

しかも、今回はドラマでマラソン選手に見えなければなりません。

中村勘九郎さんは奥さんにねだってワイヤレスイヤホンを買ってもらい、普段から走る練習を始めました。

またエアロバイクを購入し、毎日エアロバイクを漕ぐなど訓練を重ねた結果、現在のいだてんのような体格になりました。

弟から、

「人間、体格って自分の意志で変えられるんだね」

と言われるくらいになったそうです。

演出上、上半身裸になる機会もかなりあるので、普段から5キロ絞って精悍な体つきにしたと言います。

金栗四三の走り方を現在に完全に再現できるの?

金栗さんが走った映像は残念ながらほとんど残っていません。

金哲彦さんは中村勘九郎のトレーニングをしながら、金栗さんの走りを再構築しなければなりませんでした。

少し残っている数枚の写真と、オリンピックの短い映像から想像を膨らませて、きっとこうだったに違いないといくつかのパターンを作り出しました。

  • 往復12キロのいだてん通学をしていた熊本時代
  • 東京高等師範学校に入ってからの走り
  • 羽田で行われた五輪予選
  • ストックホルム五輪

と、全て同じ走りにするのではなく、徐々に洗練されていくイメージを持って、金哲彦さんは中村勘九郎さんの指導にあたっています。

当時は反発性の高いランニングシューズはないので、おそらく弾むような走り方ではなく、すり足に近い足の運びをしていたと考えられます。

そのため金哲彦さんも作中で使われる足袋や草履は一通り履いて走りを試してみたそうです。

>>いだてんの金栗四三、足が速い理由は?現代人はわらじと足袋でマラソン走れるの?

金さんはドラマの演技指導で、当時の走りをうまく再現していると言えます。

金栗四三のフォームは体幹が強く、前傾姿勢を維持して上下動の少ないスムーズな走りをしています。

現代のランナーはクッションのあるシューズで走るため、金栗四三よりも早く強く着地し弾むように走ります。

ただし金さんの体幹メソッドでおっしゃっているように、体幹の重要性は今も昔も変わりません。

まとめ

陸王でも感じましたが、役者さんがリアルな状態を追求してランナーに見えるように時間を掛けてストイックに体を作っていることが分かりました。

確かにドラマで見た俳優さんが、体がブヨブヨのままオリンピックに出場しているなんてことは、実際の世界ではあり得ませんね。

普段から中村勘九郎さんは見て演技を覚えているため、金哲彦さんのランニング指導も言葉で説明したり動きで見せるとすぐに理解してパッと身体で再現できるそうです。

宮藤官九郎さんの脚本家、楽しい演出がもりだくさんのいだてん。

例えば第1回目の放映では天狗クラブなど見どころがいっぱいありますが、ドラマ前半の金栗のオリンピックにかける情熱や走りを画面でしっかり再確認してみるのも良いと思います。

では、楽しいランニングライフを!